特定非営利活動法人 OnPal 音楽でひろがる笑顔

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活動記録

2020.02.26 向陽台病院 音楽授業

2020年2月26日(水)13:30~14:30
活動場所:向陽台病院  熊本市北区植木町鐙田1025
活動名:クラシック音楽を聴いて、触って、演奏しましょう
講 師:オーボエ/桐谷美貴子 チェロ/井上 忍 ピアノ/八尋三菜子
補 助:ヴァイオリン/真隅昌子  おもちゃの楽器/真隅 潔”
参加者:OnPal:真隅k、真隅s
病 院:生徒30人 病院関係者10人
授業内容
■オープニング
ヘンデル/水上の音楽 第2組曲より アッラ・ホーンパイプ
アンダーソン/シンコペーティッドクロック
■楽器の構造と、音が出るしくみを知る クイズ6問
■各楽器の音をよく聴く
〇オーボエ/チャイコフスキー:白鳥の湖
〇チェロ/サンサーンス:白鳥
■おもちゃのシンフォニー
■一緒に歌いましょう パプリカ
■最後にもう一曲
ロジャース/サウンド・オブ・ミュージック メドレー
活動報告
初めての児童・思春期精神科病院での音楽授業でした。
子どもたちは、無関心、集中力がない、反応が分からない、などが病院からの情報です。
音楽も初めてとのこと、相当悩みましたが、敢えて「おもちゃのシンフォニー」の合奏に挑戦することにして準備しました。
ところが、前日夜になって、コロナウイルス感染症対策から、子どもたちが楽器を触ることを避けることになりました。
急遽、プログラムの変更を余儀なくされ、楽器クイズを増やしたり、パプリカをみんなで歌うことにしたり、
「おもちゃのシンフォニー」は私たちだけで演奏することにしたり、子どもたちの興味を60分間どうやって惹きつけるか心配でした。
しかし、授業を始めると、オープニングの演奏から子どもたちの関心が高いのが伝わってきます。
クイズで手を上げさせるとみんなまじめに答えています。
この子どもたちは本当に精神を病んでいるのだろうかと思うほどでした。
オーボエやチェロの演奏に続いて「おもちゃのシンフォニー」では、まず曲のことや色々なおもちゃの楽器を説明しました。
演奏では、ヴァイオリンも加わり、カッコウ笛や水笛、ラッパを私一人で演奏するなど、とても珍しくにぎやかな合奏がとても受けていました。
パプリカもとても楽しそうに歌ってくれました。
病院側も子どもたちの反応にとても驚かれており、児童精神科の活動の手ごたえを十分感じました。

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