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活動記録
2014.02.26 こども病院音楽授業“フルートと弦楽器の仲間たち”
2014年2月26日(水)福岡市立こども病院院内学級において、3学期の音楽授業を行いました。
こども病院音楽授業“フルートと弦楽器の仲間たち”
2014年2月26日(水)13時30分~14時30分
今日の講師は次の方々です
フルート 高木華子さん(OnPal会員)
ヴァイオリン 櫻野貴史さん
ビオラ 小島薫子さん
チェロ 宮本百合子さん
1,最初に聴いてみよう
AKB48メドレー?の演奏が始まると、それまでなんとなく緊張して堅かったこども達の表情が一気にほぐれるのがわかりました。AKBの人気はさすがですね。
2,楽器について勉強しよう
続いて、それぞれの楽器について勉強してもらいました。
今日の主役のフルートでは、ガラス瓶を吹いて音を出すことで、フルートの音は空気が振動して出ることを教えました。また、昔は木でできていたから木管楽器の仲間だけど、今は銀などの金属でできていることなどを説明しました。
ヴァイオリンとヴィオラを比較しながら、ヴァイオリンは一番高い音域を担当する楽器であることや、馬の尻尾でできた弓で音を出すことなどを、またヴィオラはヴァイオリンとチェロの間の大きさで、高音と低音をつなぐ役目があることなどを教えました。
チェロでは、楽器には色々な動物が使われているという話になり、馬の尻尾の弓のほか、昔の弦は羊の腸でできていたこと、弓の部品として骨やクジラのひげ、トカゲやヘビの皮など色々な材料が使われていることを説明すると、こども達が驚きの歓声を上げていました。
そして、それぞれの楽器らしい曲をちょっとずつ演奏しました。
3,手拍子で演奏に参加しよう
“キッズメドレー” (アンパンマン、マルマルモリモリ、忍たま)、“崖の上のポニョ”の演奏では、みんなが良く知っている曲なので、手拍子でとても盛り上がりました。この段階でここまでこども達が楽しそうに参加してくれるのはなかなかありません。選曲が良かったのでしょうか、それとも若い先生方の笑顔が素敵だったからでしょうか。
4,おまちかね、楽器を触ってみよう
楽器を触ってみようでは、櫻野さんと小島さんが、こども用の小さなヴァイオリンをいくつも持ってきてくれており、こども達ひとり一人に熱心に教えて弾かせてくれました。また、チェロの背板に手を当てて振動を感じてもらったり、フルートを吹く姿勢で構えたりと、こども達は初めて触る楽器に大喜びです。お母さん方にも弾いてもらいました。おとなも結構触りたいなと思っているものなのです。
5,最後にクラシックの名曲を聴いてみよう
やはり一曲はクラシック音楽を聴いてもらいので、モーツァルトのフルート四重奏1楽章を演奏しました。
そして、ワンピースのウィ―アー、最後に“情熱大陸”でノリノリの音楽授業を終わりました。
授業が終わった後も、こども達は楽器を触りたらなかったようで、もう一度触らせてもらって、ギーギーと音を鳴らしたり、楽しそうに先生方とお話をしていました。一人の子が「今度はいつ来るの」というので、次は一学期になってからと言うと、「僕はもう退院していいないな」と残念そうに言うので、早く退院できて良かったねと言ってあげました。こども達もとっても元気になってくれましたし、私たちも元気をいただきました。
講師の先生方、どうもありがとうございました。
手伝ってくれたOnPalとGAPのメンバーもお疲れさまでした。
参加者
病 院/小学生8名・中学生1名、おかあさん5名、教師2名
OnPal/林、松隈、真隅 GAP/川崎