特定非営利活動法人 OnPal 音楽でひろがる笑顔

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活動記録

2017.06.15 福大病院音楽授業 フルート

日 時:2017年6月15日(木)11:00~12:00
場 所:福岡大学病院 院内学級
テーマ:「フルートを聴いてみよう吹いてみよう」
講 師:フルート/白木彩子、金堂由樹子  ピアノ/藤江敬子

プログラム
①オープニング
グリーグ作曲:ペールギュントより「朝」
②フルートってどんな楽器だろう
楽器クイズ
③フルートの仲間たち~それぞれの楽器をみてみよう
ピッコロ、フルート、アルトフルート
④いろんな曲を聴いてみよう
イングランド民謡:ピクニック
葉加瀬太郎:情熱大陸
J.Lacalle:アマポーラ
⑤さあ!フルートのように音を出してみよう
⑥いろんな曲を聴いてみよう NO.2
ピアソラ:リベルタンゴ
A Whole New World
⑦さいごに・・・フルートといっしょに歌おう
さんぽ

OnPalの活動を開始して4年目、九州大学病院、福岡市立こども病院に続く3つ目の病院として、福岡大学病院で活動を開始しました。

記念すべき第1回の音楽授業は、今年の2月に九大病院とこども病院で実施したフルートの授業を行いました。OnPal会員のフルーティスト白木彩子さんと仲間による授業です。

初めにペールギュントより「朝」の演奏です。
ブラスバンド部にはいっている女の子やピアノを習っているという女の子もいて、プロの演奏に釘付けでした。

次は楽器クイズです。
「フルートは次のうちどの楽器の仲間でしょう」「フルートの長さは次のどれでしょう」などの質問を5問答えてもらいました。今回はペースメーカー(元気に雰囲気をひっぱってくれるこども)がいなかったので、なんとなくみんな恥ずかしがっていましたが、熱心に勉強してくれたようです。

フルートの仲間たちでは、ピッコロとアルトフルートを紹介しました。
ピッコロの紹介は「熊蜂の飛行」。高い音で早いパッセージのピッコロらしい曲です。
また、アルトフルートは「白鳥」で、アルトフルートらしい低音の魅力を楽しんでもらいました。

いろんな曲を聴いてみようでは、特に「ピクニック」「情熱大陸」「アマポーラ」の3曲を聴いてもらいました。息の合ったプロ演奏に、こども達だけでなくお母さん方も熱心に聴いていただきました。

お待ちかねの「フルートのように音を出してみよう」では、テキストやビール瓶などを使って、「音はなぜ出るのか」という、学校でも教えてくれないことを説明しました。
そして、私が作った手づくりフルート(頭部菅のみ)を全員に配って吹いてもらいました。
ほとんどのこどもは音が出ないのですが、一緒に配ったストローをフルートの歌口に宛てて吹くとピーっと音が出ます。ちょっとでも音が出るとびっくりして、嬉しそうにしているのがわかります。
フルートの音が出る仕組みをちょっとは理解してくれたかもしれませんね。

ピアソラの「リベルタンゴ」や「A Whole New World」のとても素晴らしい演奏を聴いて、最後は、一緒に「さんぽ」を歌って、楽しいフルートの授業を終わりました。

翌日、福大病院の担当の方から、こどももお母さん方もとても喜ばれていたというお礼の電話を頂きました。

この活動は次の助成金を頂いています。

公益社団法人 日本歯科医師会

公益財団法人 ベネッセこども基金助成プログラム