特定非営利活動法人 OnPal 音楽でひろがる笑顔

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活動記録

2018.06.20 九大病院音楽授業 コントラバス

2018年6月20日(水)11:00~12:00
九州大学病院小児医療センター

弦楽器の中で一番大きな楽器はコントラバス
みんなで、見て、聴いて、弾いて、勉強しよう

講師
コントラバス/森田良平、ピアノ/室屋麗華

授業内容
①クラシック音楽は難しくない! まずは音楽でごあいさつ
エルガー作曲 ’愛のあいさつ’
②音の動物園!! いろんな動物をコントラバスで表現
サンサーンス作曲 ’ゾウ”白鳥’
ロレンツィティ作曲 ’ガボット’
③コントラバスクイズ これでみんなもコントラバス博士
④童謡・唱歌100周年 日本のメロディを聴いてみよう
滝廉太郎作曲 ’荒城の月’
山田耕作作曲 ’からたちの花’
⑤コントラバス一つだけで奏でる音楽
久保禎作曲 ’樹影’
⑥これぞ超絶技巧!!
クラシック音楽の世界
モンティ作曲 ’チャルダッシュ’”

①一曲目はまだ生徒さん達に緊張の色が伺えます。
コントラバスのお兄さんが髭を生やしていて一見強面に見えるからかな?
②「いろんな動物をコントラバスで表現」では、動物を想像しながら聴く余裕が出てきたようです。 ロレンツィティ作曲 ’ガボット’は、別名「ゾウとハエ」。ハエが飛び回る様子や細かな動きをしているところを高音域で表現しています。重音のポルタメントで下がるところなど、興味津々です。
③毎回恒例のクイズコーナー。弓の毛は即座に「ウマ!」と元気に答えた子がいました。
この瞬間から教室の空気が変わったように感じます。
「だって馬のシッポみたいだもん」と、思ったこと気兼ねなく言える雰囲気作りにこのコーナーは欠かせません。
長さを測るためにメジャーをお借りしましたが、次回以降は必需品になりそうです。
④日本のメロディは、生徒さん達にとって初めて聴く曲だったのではないでしょうか。
テキストには歌詞を記していましたが、歌うまでには行きませんでした。朗々と歌い上げる音色が心に染み入ります。それだけでも十分だったと思います。
⑤コントラバス独奏’樹影’は、作曲家久保禎さんが森田さんのために作られた、桜島をモチーフにした曲。これまで何度も弾いてこられたのでしょう。紡ぎだされる音が生き生きとしています。様々な技巧を駆使した演奏に引き込まれます。
⑥’チャルダッシュ’は、本来ヴァイオリンのために書かれた曲ですが、コントラバスで弾かれるのは初めて見ました。大人は技術的なところに目が行きますが、生徒さんたちにとってはそういうことは関係なく、一つの音楽として自然に受け止めているように思えました。早いパッセージでは、目を丸くしたり、心躍るような表情だったり、さまざまな形で鑑賞していました。授業時間が早めに終わったので、後方の生徒さんのところへもコントラバスを持っていき、触れて振動を感じてもらいました。”
参加者
OnPal:真隅k、真隅s、井上   GAP:松隈
(音楽授業)小学生14人 中学生8人 教師5人 他3人

支援

公益社団法人日本歯科医師会